Chartをリファクタリング

今日も今日とてHelmのChartをリファクタリング+α。

今回の作業の+α部分というのが、これまではdocker-composeを使っていたローカル開発環境をKubernetes on Docker for Macに置き換えるためだったりする。しかし、いざ代替するものを作ろうとするとこれがなかなかに面倒くさい。ボリュームのマウントだの他のコンテナとの通信だのといった部分ではdocker-compose.yamlと比べるとどうしても記述量は増えるし複雑化してしまう。

また、使い方をチームにレクチャーするにしても、helmによってかなり簡単化できるとはいえ、「docker-compose upで立ち上がるよ」という気楽さには負けてしまう。(まあこの辺は逆にdockerネイティブでマルチノード対応をしようと思うと途端にコマンド体系が複雑化して心が折れたりするのでトレードオフな部分だとは思うが。)

個人的には「ローカルから本番まで同じ構成・動作環境のものが一気貫通で管理できる」というのは凄く魅力的なんだけど、その辺にあまり価値を置いてないディベロッパーには「面倒くさい手順押し付けやがって」という風に映るんだろうなと容易に想像できて若干憂うつではある。

世の趨勢はKubernetes側になったとはいえ、docker-compose.yamlのサクッと書いて試せる感じは貴重なわけで、docker本体に組み込まれていることもあり、まだまだローカル向けには生き残ってくんじゃないかと思った。

入門 Kubernetes

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  • 作者: Kelsey Hightower,Brendan Burns,Joe Beda,松浦隼人
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2018/03/22
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つーか、色々のしがらみがあって、そもそもマイクロサービスを正しく適用できてないというのが厳しいんだよな・・・この辺は僕がもっと努力して発言力・説得力をつけていかなきゃいけない気がする。