- 作者: バリントン・J・ベイリー,大森望
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/03/24
- メディア: 文庫
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『キルラキル』の着想元となったことでお馴染みの一冊。これが評判通り恐ろしく面白かった。
『アッチェレランド』のような加速的想像力に『虐殺器官』のような人格改造、『星を継ぐもの』さながらの空想人類考古学。
様々なアイディアがごった煮になりながら、大法螺を見事に成立させている。
『正解するカド』 12.5話鑑賞。
これで傑作になったかと問われれば全くそんなことは無いんだけど、少なくとも物語としては格段に読み取りやすくなった。愛は数を超える。
しかし、省略するならいっそ沙羅花を完全に飛ばしたって成立したはずだし、物語としてはそっちのほうがスッキリしたんだけどなあ。